“nocturne” , “soirée”
( ノクターンとソワレ )
2012 bead balance exhibition – Takashimaya Nihombashi
( ノクターンとソワレ )
2012 bead balance exhibition – Takashimaya Nihombashi
( ノクターン )
2012年 bead balance 修了生エキシビション作品は
日本橋高島屋で開催された「きらめくアクセサリーの世界 〜 フランスの香り 〜」展に
1920年代フランスをテーマとして作品を制作し、出展しました
淡水パールとイエローカルサイトが織りなすやわらかな9連のネック部分の、繊細な色をちりばめたトーン展開のなかに、ハーキマーカットクオーツが大胆で確かな存在感を持ちます。色と質感を丁寧に織りまぜ、重ねてゆき、私がフランスに感じる歴史の編纂を経てもつ多面的な表情を出したいと思いました。使った素材により、この作品はライトの色や方向でさまざまに表情を変えます。その様子をご覧いただけましたならこの上なく幸せです。フランスには一人で度々訪れており、その美しさのなかに、心が震えるような、懐かしいなにかを思い出すような、私自身のなかの熱いなにかが甦るような思いをいつも抱きます。そのような、ことばに尽くせない思いを作品を通じてお伝えできれば嬉しく思います。
素材:ハーキマーカットクオーツ・マーカサイト・淡水パール・パイライト・イエローカルサイト・ホワイトムーンストーン・14Kゴールドフィルド・シルバー925・ヴィンテージ加工チェーン
(ソワレ)
ペールピンクの、ラフカットのモルガナイトを
ボールルーム(舞踏会の会場)のシャンデリアに見立てました
硬質的なサファイアを、チェーンと一緒にふんわりと盛るように連ねて
軽やかなダンスをしているようなデザインを目指しました
センターに配したピンクの天然石はモルガナイト。この素材を先に決め、両脇に添えられるようなちからと色調とを併せ持った素材にサファイアを選びました。また、モルガナイトが持つ透明感のあるちからを支えるネック部分を大切に考えました。トップ部分より先にネック部分を仕上げたところで、3月に制作上の長い空白期間が生まれました。作り手としての立ち位置をあらためて意識し直しながら時間をかけ、サファイアと細い14KGFチェーンを盛るボリュームを調整し始め、制作を再開しました。荒々しいカットのモルガナイトの両脇に配したサファイアとチェーンはシンメトリー。パーツそれぞれが完成したあと、エキシビション出品作品提出期限の二週間前に、0.8mmの太いワイヤーですべてのパーツ部分を留め合わせて完成。この瞬間に最も神経を遣いました。作り手としての気持ちを精一杯注いだ作品。私を支えてくださるすべてのかたにご覧いただければ幸いです。
素材:モルガナイト・サファイア・イエローカルサイト・アフリカンオパール・アンダリュサイト・14KGF・シルバー925
(ドーヴィルの日)
2010年夏に訪れた、ノルマンディ地方のドーヴィル
強い風に乗って動く雲
海と砂と貝をサファイアのデリケートな色調で揺らせ
波間に光るパールをフレームに見立てました
素材:サファイア・淡水パール・パイライト・K14ゴールドフィルド
(溶け合う白)
やわらかな陽光と波の白い粒
いろいろなシェイプの淡水パールとシルバー925素材で
ネックレス・ブレスレット・リングを作りました
素材:淡水パール・ムーンストーン・ホワイトコーラル・シルバー925
Beads Lounge(ビーズラウンジ)さまの銀座店が2009年10月MOSAIC銀座阪急3Fにオープン、メインディスプレイのネックレス制作を承りました。
(現在は移転)
モーヴからホワイトへのグラデーションをテーマカラーに、ガーネットからモスコバイト、アンダリュサイトのトーン展開からホワイトムーンストーンの長い連。さまざまな天然石が12連つらなる、ラグジュアリーなネックレスです。
素材:モスコバイト・ガーネット・アンダリュサイト・ムーンストーン・淡水パール・K14ゴールドフィルド